Fieldwork materials from Kyoto Gokoku Shrine and Ryōzen Kannon 京都護国神社、及び霊山観音におけるフィールドワーク収集資料



歴史的背景や意義:

明治維新は、日本社会において大きな変化をもたらした。近代的な軍隊の発足と共に、明治指導者は、君国のために命を捧げた者は全て天皇の下に永遠な「神」、いわゆる「英霊」として祀られるという概念を促進しようとしていた。また、それらの「英霊」を顕彰するため、明治国家は招魂社(のちに護国神社と名称変更)を全国に設置した。その最初のものは、徳川幕府に対して戦って死んだ維新側の兵士を祈念するために、1868年(明治元年)に京都東山に創立された。その後、神社を残しつつ、その主な役割や記念行事が1869年に東京に移り、1879年に靖国神社となった。現在でも、京都護国神社は、明治維新からアジア・太平洋戦争までに戦争で亡くなった京都出身の戦没者を「英霊」として合祀している。さらにその近くに、霊山観音という他の戦没者のための記念施設が所在している。1955年に個人によって建設されたこの霊山観音は、日本兵だけでなく、他の戦争相手国で亡くなった兵士を一緒に祈念している。施設の中心となっているのは大きな観音像ではあるが、その周りに元兵士や旧軍人団体などが作った小さい記念碑が林立している。これらの場所や記念碑は、日本において人々がどのように戦争を記憶してきたかを考えさせる題材となっている。
(ジャスティン・アウケマ著)


Ryozen Kannon


Pamphlet 1
(Obtained 2019.11.30)




Pamphlet 2
(Obtained 2019.11.30)



Pamphlet 3
(Obtained 2019.11.30)



Gokoku Shrine

(Note: Images taken by the author, Justin Aukema; 2016.6.25; ©Justin Aukema)


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